めちゃくちゃ久しぶりですがブログ更新します。
今回は神作品「満月(フルムーン)をさがして」のプレゼンです。アニメと原作完走してから書こう書こうと思ってたのに6年かかってしまった…。
※この記事では解説のためアニメの画像の一部を引用させて頂いております。これら画像の著作権はスタジオディーン及び種村有菜氏に帰属していることを明示させて頂きます。
満月をさがしてとは
2002〜2004年までりぼんで連載されたありなっちこと種村有菜先生(最近だとアイドリッシュセブンのキャラ原案としても有名)の少女漫画。アニメも同時期に放映。話は重めだけどキャラは魅力的だし、シナリオがよく練られてて最終回はものすごく感動するのでもっと知られるべき作品。

あらすじ
主人公の少女神山満月は重い喉の病に苦しみながらも、幼少期養護施設で出会った桜井英知と再会するため歌手を目指していた。しかしある日彼女の前に死神のタクトとめろこが現れ、余命一年の宣告を受ける。
夢を叶えるため満月はタクトの力を借り大人の姿に変身し、「フルムーン」としてデビューし芸能界をのしあがっていく。
ありなっちといえば当時りぼんの看板で、後続にもとてつもない影響を与えた「神風怪盗ジャンヌ」が有名すぎて本作はやや隠れがちだけどこっちもものすごい名作です。
キャラ紹介
神山満月(myco)

かみやままんげつじゃなくこうやまみつき
明るく健気な12歳の女の子。余命一年&喉の病気&音楽活動禁止という三重苦にも負けず歌手を目指す黄金の精神持ち。歌えなくなるという理由で手術を拒んでいる。CV担当が歌手なので劇中曲がとんでもなく上手いし普段の声とのギャップでびびるが同一人物。実はネットミーム化している。
タクト(桜塚やっくん)

本作のヒーローポジ
満月の命を奪いに来た死神だがわりと初期から彼女に惚れる。実は生前満月の親と深い関わりがあった。やっくん本業は芸人だけど普通に声優上手くて他にもイナイレとかアイシールドとか出てた。もっと聞きたかった。メインのうち二人が既に鬼籍に入っているのは辛い。
めろこ(本多知恵子)

現代でも余裕で通じるキャラデザ
タクトの相棒の死神。タクトのことが好きなので満月に若干当たりがきついが元相方のいずみの事も忘れられない。原作では満月の祖母と因縁がある。
いずみ(緒方恵美)

爽やかイケメン顔の原作もいいけど黒目がちで何考えてるかわからないアニメ版も好き
昔めろことコンビを組んでいた死神。意地悪な性格でやたら満月たちに絡む。元相方のめろこに執着している。ドSで執着激重死神CV緒方恵美は女児の性癖が歪むだろ…作者的にも思うところがあったのか、原作者執筆のめろことの18禁同人誌が存在する。
英知くん(木村良平)

実はほぼ回想にしか出てこない
満月の最愛の人。賢くて優しくてイケメンの完璧超人。渡米後なぜか音信不通。生き別れになった彼を見つけることが満月の目的。ブレイク前のきむりょボイスが新鮮。
満月の祖母(杉山佳寿子)

隠れヒロインといっても過言ではない最強ツンデレおばあちゃん
とても厳しく、重病の満月を離れに軟禁するなど孫に冷たく接する。娘がバンドマンと駆け落ちした結果死んだ経験などから音楽を憎んでおり、孫の歌手活動を一切許さない。
裕福なくせに満月を施設から引き取ったのもかなり遅く、とにかく愛情を感じさせないため序盤はクソババア感が半端ないんだけど、終盤全ての事情が明らかになり彼女なりに不器用に満月を愛していたことが明らかになると一気に可哀想になる。ここらへんの演技がとにかく凄い。声優さんはコロ助ハイジあたりの印象が強くて高齢女性キャラのイメージなかったがメインキャラ陣でも群を抜いて上手かった。
ジャンルとしては変身魔法少女ものかな?余命わずかな少女が大人気歌手に変身して最愛の彼を探すという重いながらもロマンチックなストーリーで、リアタイ時は最後は英知くんを見つけてなんやかんやで病気も治ってタクトと英知くんどっちかとくっつくんだろうな〜素敵だな〜と思ってたの、です、が……。
以下物語の核心に関わるネタバレ注意⚠️
死神達と友情を深め歌手として成長していく満月だが、なかなか英知くんは見つからず病気は悪化していく。そんな中病身を押して思い切って渡米する満月。そこでついに英知くんの家を探し当てた彼女が見たものは

英知くん事故で亡くなってました
あの…大人は薄々予想つく展開かもしれないけど当時はマジでショックだった。40話以上命懸けで追いかけた最愛で両思いの人と再会した時の第一声が冷たい墓石に横たわって「英知くん…こんなところにいたの?」はかなり心に来る。12歳の女の子に背負わせていい業ではない。アニメカービィの裏で毎朝こんな地獄が繰り広げられていたとは…(これはりぼん原作の朝7:30放送アニメです)
完全に生きる意味を失った満月を支えようとする死神達だが、生前の記憶を思い出してしまったタクトも死神として消滅の危機に晒されてしまい、めろこはとある決断をする。

マスコット形態もかわいいが死神は皆自殺した元人間という重い設定
本放送時はアニカビの裏だったせいもあり視聴率は振るわなかったが、再放送で人気が再燃したらしい。あとは韓国でも大人気で、CDアルバムを出すためクラファンが行われたり限定グッズが出たりTikTokでメイク動画がバズったりコラボカフェやったり。韓国ってあたしンちとかクレヨンしんちゃんの四郎さんとかそこなんだ!?っていうアニメが流行るイメージある(フランダースの犬や明日のナージャ系というか、世界名作劇場系の苦難のシンデレラストーリーだから展開的に韓国人気出るの分かる気がする)。
ちなみに完結前アニメ化作品の宿命か漫画版は全く違う展開です。原作はキャラの過去がより重いが、とにかくとにかく絵が美麗なのでこっちも読んでほしい。
前半はアニオリも多くのんびりほんわかアイドルものなので正直飛ばしながら見てたんですが、後半になり本筋に関わると作品変わった?てくらい重いし怒涛の展開で面白い。(具体的には34話あたりから。この回も神回でオススメ)あと曲もいい。未だにカラオケ行くと歌う。
最終回はネタバレ伏せますがラスト3分でこんなに泣けるアニメある…?ってくらい感動した。EDが流れる中術後で声の出ない満月が必死に掠れた声でめろこの名を呼び続けるシーンが演技良すぎて何度見てもダメ泣く。その後初めて大声を出せたのがタクトの名前を呼ぶときっていうのがもう…
20年以上前の作品ですが各種配信サイトで見れるのでよければぜひ。